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ファーのベストでワンランクアップの装い

最近の子供服はシックになっている

3月14日の産経新聞のファッションで、最新の子供服は「大人の服をそのまま小さくしたようなシックなデザインが人気」と載っていた。
「やれやれ、やっとここまできたか」がユフィの感想

サーヤを子育て中、何回『ダサい子供服に不満』を感じたろう。
幸いにユフィは「杉野ドレスメーカー出身」で「ファッション誌の編集者」だったから、自分の思うままに子供服は作れたのだ。

3歳児のジーパンなど珍しい頃、数こそ少ないもののあったことはあったと思うのだが、直ぐに成長する子供に高価なファッションはもったいないという時代。
自分のジーパンを子供用のジャンパースカートに縫い直したり、黒地に黄のキリンなどの動物模様の布地でブラウスをお揃いで作ったり、『サーヤは着せ替え人形』でも書いたとおり、ユフィの感性のままにいじりにいじくったっけ

子供服関係は、流行のキャラクターイラスト入りのシャツや運動靴が全盛の時代に、黒とデニムブルーの組み合わせはかなり目立っていただろう。
親は満足でも、本人は恥ずかしかったらしいから、小学校高学年くらいからはあまり変わったファッションはしなかったような…。

2月に渋谷区で開催された国際展示会「プレイタイム東京」は、東京・パリ・ニューヨークの3都市で開催されていて、こだわりのある子供服がバイヤーの注目を集めているとか。
その中のブランドの一つ「アーチ&ライン」が紹介されている。
新聞記事

『大人と子供が一緒に楽しめるファッション』が特徴らしい。
ユフィとサーヤより20年近く遅れて、時代が追いついてきた、というところか。
スェット素材の黒に白のストライプのベストとパンツ、くすんだグレイやブルー・ピンクのカラー、着心地とデザイン性が一体化しているらしい。

原色の色使いやキャラクターが描かれたデザインという画一的な子供服ではなく、すごくお洒落な印象が強い。
『お洒落に敏感な団塊世代が親になって、自分の感性に合うものを子供服にも求めている』のが、最近の傾向の分析とのこと。

ユフィは先走り過ぎて、サーヤが拒絶反応を起こしてしまったのだが、今なら胸を張って着せられたし、着られたのに…。
古いアルバムから抜粋した写真は、3歳~6歳頃まで着せたグレイのファーのベスト。
3月の雛祭りにお友達を招いての服装は、デニムのジャンパースカートに、黒地に動物模様のエプロン姿。
ベランダで写真を撮るためにベストを羽織ったのだろう。
ベランダで

千葉のセカンドハウスに行った時の写真は、紅梅の畑の前と小川の傍でのこと。
まだ寒い頃なので、セーターと長ズボンにファーのベスト姿。
雛祭りの写真よりはもっと幼いようなので、3歳くらいだろうか。
よく見えないがバッグも毛皮製のようだ。
ピンクの梅林で
橋の袂で

ジャングルジムの写真は小学生時代のようで、黒い別珍のワンピースにやはりファーのベスト。
白地に幾何学模様のファーで、ゆったりとした長めの丈に作ったもの。
当時としては珍しい子供ファッションだったと思う。
ジャングルジムの上で

新聞記事の最後は、カナダ発の子供用のサングラスの話し。
地球上には紫外線の強力な地があり、子供でもサングラスは必需品なのだとか。
日本の場合はそれほどには紫外線は強くはないが、今年4月に上陸したら、オレンジやブルーの華やかなサングラスは最先端ファッションとして持て囃されるのだろうか。

ジャックがイヤーな顔するだろうな。
『こどものクセにおとなのまねをさせる親が大嫌い』だろうから…。
サーヤのときは何も言わなかったけど、『かなりの親ばか』だったのかも知れない。
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