やましたさんちの玉手箱
ユフィの記事
読切
Powered by fun9.net
TOP > クローゼット > 世の中のファッション

スーチーさんの髪を飾る花は…

花は生のもの、ご主人との思い出の花

4月に27年ぶりに来日していたアウン・サン・スーチーさん。
毎日その姿がニュースで流されていて、彼女のトレードマークになったヘアスタイル・髪飾りにしている花のことが気になった。

ミャンマーの軍事政権による「自宅軟禁状態」が間を置いて15年以上続き、その間何回か自宅前に出る写真などで、いつも美しい花を飾っていたから、スーチーさんと花の髪飾りは一体のものとして感じてきた。

今回日本に到着したときから、毎日その装いは変わらない。
渋い白と茶系の装いには白いバラ、鮮やかなブルーの装いには淡いピンク 、落ち着いたベージュ系の装いにはピンクの柔らかな花、濃紺の上着に緑のストールには黄色い花、様々なブラウスや上着、ストールなどの装いの下ロングスカートは、ミャンマー特有の民族衣装とのこと。
多分、服装は「タイシルク」ではないか、と推察した。その艶と紬を感じさせる風合いから…。

下の絵は、皇太子殿下との晩餐に訪れた時の紺とピンクの組み合わせ。
紺の上下にピンクのストールと花飾り

ニュースを見ていて、毎日生の花を挿すのかどうか、フラワーアレンジメントを趣味とするユフィには疑問も湧いていた。
私達の常識とすれば、結婚式など生の花を髪に飾る場合、その挿す部分の持ちを良くするために水分が逃げさないようアルミ箔などで包むのだが、ミャンマーではどうなのだろうか。

サーヤが「造花みたいにも見える、リサーチしたら」と言うので、「ミャンマー スーチーさん 花 髪飾り」で検索。
いろいろ出てきて、いろいろな情報があって「?」と言う感じに。

・ミャンマーでは花の髪飾りは一般的ではなく、スーチーさんの花飾りは「やりすぎ」の声もある
・イギリス人のご主人とは、帰国後そのまま別れたので、お互いの誕生日に贈りあった花品種を思い出に飾っている
・ご主人は離れたまま、亡くなってしまったので「思い出の白バラ」を髪に挿している(感激したコメントが多い)
・ミャンマーでは生の花を髪に飾る習慣があり、街でも多く見かける(最初の話とは正反対、写真付なのでこちらが正しい?)
・スーチーさん自宅軟禁開放の当日、沢山の支持者が自宅前に集まり、花束を渡されたスーチーさんがその花を手折って髪に挿す場面がニュースでも流された

といろいろあり、ともかく花は生ということは確認できた。
思い出の花を飾る、の話は感動ものだけれど、イギリスとミャンマーでは花の品種はどうなのだろう。
ニュースなどで見た場合、花はいろいろだったと記憶している。
ご主人の亡くなったときの「白バラ」は、ご主人がイギリス人なので納得できるし、ミャンマーは暖かい国なのだから本当だろうと思えるけれど…

ただ、支援のために集まった群衆の中には、花を髪に挿している女性は居ない。
サーヤと花の話ばかりしていたら、ジャックが「?」と言う顔。

で、日本を訪れたスーチーさん、アップでの髪に何筋かの白い髪が…。
40代そこそこから長い軟禁生活を過ごしてきた結果の67歳の髪。
前髪を左前に垂らして、後ろにまとめたヘアスタイルが、今回は前髪は上げて流している。額がすごく広い。
60代になって、やっと世間一般の生活に戻り、これからは政治の世界で生きることを示す姿勢が感じられる。
白髪も、今までの清楚な雰囲気とは違って、これからへの意気込み・強い女性の現れとも見え、新しいスーチーさんを思った。

大統領出馬の意向も発表した「強い女性」アウンサンスーチー女史。
4月17日の夜、NHKの番組に出演した女史は、国内の批判にも答える発言でその決心を語った。
サーヤも、私も、「難しいけれど、もう時間がないね」と同情。
ここでやっとジャックも納得した様子。
花の話ばかりでは「?」にもなるのは無理もない。
白髪の目立つヘアスタイル
この日の装いを絵にした。黄色い上着はもっと明るい黄色なのだが、黄色が48色箱の中で欠けていて、コンビニで手に入れたもの。
イヤリングのパールは淡い金、ネックレスにもパールが見えていて、ストールはシルバーとゴールドのぼかし。
そして花の髪飾りは深紅のバラ3輪と黄色いバラ1輪。
ハイセンスな装いと共に、お嬢様育ちという上流階級の雰囲気がした。

アウンサンスーチー女史のこれからの動向が気に掛かる。
【母の日ギフトにも】プリザーブドフラワー アンローズ(フランボワーズ)
プリザーブドフラワーカフェ
売り上げランキング: 3,893
プリザーブドフラワー・ローズBOXミニ
フロレンティア
売り上げランキング: 14,479
▲ページTOP